8t限定解除は技能教習4〜5時限、学科は要らない
要点
- 8t限定の解除に学科教習は不要です。技能教習だけで進められます
- 技能教習は最短4〜5時限、その後に審査(検定)を受けます
- 費用は教習所によって幅が大きく、6万円台から12万円台まで開きがあります
- 限定を解除すれば、通常の中型免許と同じ範囲(7.5トン以上11トン未満)まで運転できます
学科がない分、技能に集中できます
中型免許(8t限定)は、2007年の中型免許制度創設前に普通免許を取得していた方への救済措置として作られた区分です。中型免許で乗れる車と求人で触れた通り、このままだと8トン以上11トン未満の車両は運転できません。
限定を解除する手続きに学科教習は含まれません。技能教習だけを受けて、審査(検定)に合格すれば済みます。最短で4〜5時限の技能教習が目安になります。
費用は教習所によってかなり違います
限定解除にかかる費用は、教習所によって幅が大きくなっています。技能教習4時限・学科なしで6万円台という教習所もあれば、12万円を超える教習所もあります。差が出る理由は、教習所ごとの料金設定や、地域の相場によるところが大きいです。
同じ内容の教習でも金額差が出やすい手続きなので、複数の教習所に見積もりを取ってから決めてください。
8t限定のまま運転を続けるリスク
8t限定のまま、うっかり8トン以上の車両を運転すると、免許の範囲外の運転になります。求人票が「中型免許」とだけ書いていて、実際に運転する車両が8トンを超えている場合、限定解除をしていないと業務に就けません。
これから中型免許を活かした転職を考えているなら、求人が想定する車両の総重量を先に確認し、必要なら転職活動と並行して限定解除を進めておいたほうが安全です。
つまずきやすい点
- 学科がないからといって、教習の予約が早く取れるとは限りません。技能教習の枠は教習所によって混み具合が違います
- 費用は教習所間で倍近く違うことがあります。1件だけの見積もりで決めないでください
- 求人票の「中型免許」が8t限定を含むかは書いていないことが多いです。応募前に車両総重量を確認してください
- 審査に落ちると再受験の費用と時間がかかります。技能に不安があれば、教習時限を追加で取る選択肢もあります
関連する手続き
中型免許で運転できる車両の範囲は中型免許で乗れる車と求人にまとめてあります。大型免許への展開を考えている場合は大型免許、21歳の壁は19歳まで下げられるをご覧ください。
この手続きの前後
- 大型免許、21歳の壁は19歳まで下げられる
大型免許の受験資格は通常21歳・普通免許保有3年以上です。特例教習を受ければ19歳・保有1年以上まで下げられます。所持免許別の費用と教育訓練給付での還付額もあわせて整理します。
- 合宿は最短日数、通学は仕事を続けながら。二択の基準は生活のほう
免許合宿は決められた期間に集中して取得できる代わりに、その間は仕事や生活を止める必要があります。通学は自分のペースで進められますが、卒業までの期間が読みにくくなります。向き不向きは取得速度より生活条件で決まります。
- けん引免許が要るのは、被けん引車が750kgを超えてから
トレーラーなどを引く場合、連結される側の車両総重量が750kgを超えるとけん引免許が要ります。フォークリフトやクレーン車を公道で運転するには大型特殊免許が要りますが、作業そのものには別の技能講習が要ります。