冷凍車は、年式より冷凍機が生きているかで値段が決まる
要点
- 特装車の査定は、一般的な乗用車と違って年式・走行距離だけでは決まりません
- 冷凍車は架装(冷凍機)の稼働状態が価格を大きく左右します
- 高走行(30万〜50万km)でも、冷凍機が生きていれば買取対象になることがあります
- クレーン付き・ダンプも同様に、架装部分の作動状況が評価されます
「年式が古いから安い」とは限りません
普通車の相場感で査定額を予想すると、特装車では見誤ることがあります。トラックの荷台部分に架装された設備(冷凍機、クレーン、ダンプの油圧装置など)の状態が、年式や走行距離と同じか、それ以上に価格へ影響するためです。
冷凍車は冷凍機の稼働状態が軸になります
冷凍車・冷蔵車の査定では、荷室を冷やす能力そのものが評価対象になります。-30℃まで対応できる高性能な冷凍機を積んでいるかどうかで、価格が変わります。
走行距離が30万kmや50万kmを超えていても、冷凍機が正常に作動していれば買取対象になることがあります。逆に、車両本体の状態が良くても冷凍機が故障していると、修理費用が査定額から差し引かれます。
クレーン付き・ダンプも架装部分が評価対象です
クレーン付きトラックは、クレーンの作動状況(油圧系統の状態、稼働時間)が査定に影響します。ダンプは荷台の昇降を担う油圧装置の状態が同様に評価対象になります。
これらの特装車は、架装メーカーやモデルによっても評価が変わることがあります。同じ年式・走行距離の車両でも、架装の仕様次第で査定額に差が出ます。
査定を依頼する前にできること
架装部分の稼働状況を、査定を依頼する前にご自身で確認しておくと、業者とのやり取りがスムーズになります。冷凍機なら実際に稼働させて設定温度まで下がるか、クレーンやダンプの油圧装置なら異音や動作の遅れがないかを見ておいてください。
複数の業者に査定を依頼する場合は、架装部分の状態を同じ条件で伝えたほうが、見積もりの比較がしやすくなります。
つまずきやすい点
- 走行距離だけを理由に「もう値段がつかない」と諦めないでください。架装部分が生きていれば買取対象になることがあります
- 架装の修理歴・故障箇所は査定前に伝えてください。後から発覚すると査定額が見直される可能性があります
- 1社だけの査定額で判断しないでください。特装車は業者によって得意分野が違い、評価が割れやすいものです
- 法人で複数台を売る場合は、まとめ売りのほうが交渉しやすいことがあります。法人の複数台売却をご覧ください
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法人が複数台の車両を一括で売却する場合、1社にまとめて依頼すると手間は省けますが、車種によって評価が高い業者が異なることがあります。査定を分けるか一括にするかは、台数と車種の構成で判断します。
- 動かない車でも、部品と架装が生きていれば値段がつく
事故車・不動車・過走行車は値段がつかないと思われがちですが、エンジンがかからなくても部品取りや架装の再利用で買取対象になることがあります。廃車費用を払うより先に、買取査定を試す価値があります。